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2011年9月14日 (水)

ぶー

Iori_507 「ぶー」ってなんだか分かりますか?

えっ?おならじゃあないんですよ~。

この沖縄には優れものの繊維がありましてね、それが「ぶー」なんです。

宮古といえば・・・宮古上布。

これが八重山諸島に渡ると、八重山上布となります。

これらの織物は、かつては首里王朝への献上品(つまり納税品)となっていました。もちろん、薩摩藩もコレと黒糖を首里経由で奪っていました。

Okikawa2_001 ←「人頭税石」 高さ1mくらいの石。

これより背の高い島民達すべてに課税された。そのために人々は過酷な生活を強いられたという。

その納税が満了した喜びを表現したのが「くいちゃー」という踊り。その他にも課税の過酷さを謡った歌謡が沢山残されています。それ程の重税だったようです。

「人頭税」という過酷な重税にあえいだ宮古の人々。

歴史をひもとくだに、その過酷さは計り知れません。

Iori_508「20うみで織らすぞ!といって、宮古の女性達を思うがままに自分のモノにしていた首里から派遣されていた役人達。

普通多くても18本ほどの縦糸で織るようです。これがぎりぎり織り機にかかる本数の限度らしいです。

それを「20本にして織らせる」つまり、その本数が掛けられるほどに細い糸を紡ぐことが要求される。

でもそれは無理な話。

ですから、そういわれた女性は泣く泣く、その役人達に言われるがままに、現地妻となっていったようです。

そういった脅しの文句に使えるほど、この糸を紡ぐのは難易度の高い技術です。こうした高い技術は宮古にしかなく、石垣ではこれほどの美しい織物はできないとか。

そうした一本一本の繊維は本当に繊細でほとんど節も見られないほどに細く紡がれ、その細さによってあの美しい宮古上布が織られるというわけです。

その上布に使われるのが、「ぶー」です。つまり、苧麻糸、ラミーのことです。

これを糸にする(これを積む=うむといいます)のが「ぶーんみ」。

わたし、この「ぶーんみの技術を取得するための研修生になりました~!

ものすごく大変な技術らしいです!

でも、島のおバァを目指すには、これ、必須アイテムなんです。

Iori_296 ←94歳の友利のおバァだって、まだこのぶーんみの現役。

まだ62歳(もうすぐ誕生日)のわたしだって、やれるんとちゃうやろか?

でも、伝統技術保存会の織り手の研修生養成講座に問い合わせたら・・・、

「失礼ですが年齢は?」ときた。

「はい、61歳ですが・・・。」

「あ・・・(と言って一瞬沈黙)、申しわけありません。せめて40代ですと・・・。」ときた。

はぁ~?伝統文化を保存したいんでしょ?何でそんなに出し惜しみするわけ?

積極的に習いたいという申し出なのに~。

しかし、どうやら、視力が・・・ということらしい。

視力は確かに落ちるけど、それにこの先確かに長くはないけれどさァ、おバァだってやってみたいわけサァ~。

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