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2011年10月 1日 (土)

宮古空港と三日月

昨日は石垣で仕事だった。

Okikawa2_057 宮古空港でばったりとNさんと会った。

彼はこれから石垣島へ移住するという。

一年ほど前に出合った青年だ。といっても、40近い。

農業をしたいと各地を移動し、数年前に宮古に来たという。

ある農業生産法人に籍を置き、農地を耕し野菜を育てていた。

わたしからすると、彼は知的には問題はないが、ある種の支援を必要とするように見えていた。

その彼が「スキルアップするために」石垣へ移動するというのだ。

わたしは内心、そうか、そういう選択をしたんだね~と想いつつ、彼のプライドを削がないように、返答をした。

Iori_483同じ飛行機で移動することが分かり、図らずも彼の道行きの同行人と相成ったわけだ。

彼はぼそっと「石垣でダメなら、奈良の実家に戻るしかないですね」と、ちょっとだけ自嘲的に呟いた。

社会の中でのいきづらさを彼なりに少なからず感じていたのかもしれないな・・・と想った。

彼のようなタイプは、ちょっとだけサポートが入れば社会の中でしっかりと仕事をしていくことができるんだけれど、中々そういう職場環境が整えられることは世の中にはまだ少ない。

ましてや、離島ともなればなお更なこと。

これから新しい土地で、彼はどんな風に根付いていくのだろう・・・。

要らぬお世話だけれど少しだけ心配した。

Iori_128座席が彼のすぐ後ろだった。これじゃあまるでガーディアンエンジェルではないか・・・。

そんなこともあって、趣味が悪いなァ~と想いつつも、彼の様子を見守りながら、ぼんやりと窓の外を見た。

眼下には宮古の美しい島のアウトラインが見える。

ふと彼の横顔に目をやると、彼の目は何かを探しているように見えた。

そうか・・・、彼なりに想い出はちゃんとあったんだね。

想像の域を出はしないけれど、おそらく数日前まで働いていたその土地をもう一度空の上から確認していたのだろう。

これから行く先の農場では、今までのように出来ないことを引き受けてしまわず、自分Iori_588が出来るそして定型の仕事を自分の担当にしてもらいなさいよ・・・。

わたしはそう心の中で呟きながら、これからの彼の行く末を祈った。

帰ってきた宮古空港の空には薄い三日月が輝いている。

今日も一日ご苦労様でした。

そんな風に言いたくなるような夜の宮古空港は、日中の光から夜の闇へと移りつつあった。

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