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2012年7月11日 (水)

シルバ神父とベンポスタ子ども共和国のこと

昨日も書いたけれど、村田さんが逝き、しかもシルバ神父も・・・となると、わたしの中のひと時代が終わったの感ありというところだ。

その2人が奇しくも逝ってしまったことを知ったことは、何だか急な幕引きとなってしまった感じだからだ。

村田さんといえば、「ベンポスタ子ども共和国」を語らないわけにはいかないだろう。それはスペインのオレンセ郊外にあって、子ども達と大人が協働し、自主自立を唱えて活動をする自治共同体。しかも、子ども達は学校へ考えることを学びに行き、そしてその分は給料が払われる。

ベンポスタ内には銀行もお店も学校もなにもかもあり、コロナという共通通貨を使う。日本からもベンポスタにいって育った子ども達が何人もいる。その中にはベンポスタで出会ったジャグリングで身を立てている現役パフォーマーもいて、今では日本で活躍している。

ベンポスタの主なる収入源は、ベンポスタサーカス(LOS MUCHACHOS)だ。

もちろん、近隣とは交流もあって境界あたりには近所の人たちも入れに来るガソリンスタンドもある。このスタンドだってベンポスタの経営するものだ。

もう随分昔の話になるけれど、わたしもこのベンポスタサーカスの日本公演のときには、関係スタッフとして各地に行った。実行委員長は亡き井上ひさし氏だった。

詳しく書くと膨大な量になるので割愛するけれど、興味のあるかたは、こちらへ!星野弥生さん(わたしの友人でもあります)がベンポスタの日本大使だったので、ブログに少し書いてあります。

さて、このベンポスタの理念は実にすばらしい。

『強い者は下に弱いものは上に、そして子どもはてっぺんに』

ベンポスタサーカスでは毎回の最後に、その理念を表わす『人間ピラミッド』を造ってみせた。

そのベンポスタ子ども共和国を率いていたのが、シルバ神父なのだ。

カトリックの神父であるけれど、教会内にとどまっておらず、こうして具体的に神の国、平和の国の設立にチャレンジしていた。

この思想は南アメリカのベネズエラの人々にも受け入れられ、ベンポスタの共同体が設立されている。

今はベンポスタの子ども達も成人し、共同体としての存続は危ぶまれている。でも、シルバ神父が生涯をかけて目指した理念は、そこに集った世界中の子ども達の心に種を蒔いたに違いない。

信念を貫くのが並大抵のことではない。

かくいうわたしも貫きたい信念はあるけれど、毎日の暮らしの中でゆるやかに、そしてしたたかにそれを貫いていくことは、けっこうしんどいかもしれない。

ふっと、父親の信念を思い出す。

『和して流されず』

今日もそうやって生きていこうと想う・・・。

シルバ神父、村田さん、お疲れ様でした!色々と教えてくれてありがとう。

やすらかにお休みください。

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